サウスダコタのあぶない生きもの

サウスダコタでピューマに食べられに行く、という人がいたので調べてみました。

ピューマ、あるいはマウンテンライオン

日本ではピューマが一般的ですが、英語だとイギリス人はクーガーと呼び、アメリカ人はマウンテンライオンと呼ぶことが多いようです。トラでもヒョウでもなくライオンになっちゃったのは、ライオンと同じように全身黄褐色で模様がないからかなーと思います。なお、体に模様がないということは学名Puma concolorの由来になっています。

学名が出ちゃったので分類にも触れときますと、ネコ科の中ではトラやライオンのような大型のグループでなく、普通のネコに近い、つまりちっちゃいライオンじゃなくてでっかいネコ(ヤマネコだけどね)ということになります。ちなみにドイツ軍だと(唐突だな)タイガー、パンサー、レオパルドなられっきとした戦車になりますが、プーマはたかだか装甲車です。ドイツ人さすがです。あれ何の話だっけ。

南北アメリカ大陸に広く分布していましたが、特に北アメリカでは人間によって西部や山岳部に追いやられてしまいました。しかし近年は保護政策のおかげで数が増えており、再び分布を広げています。サウスダコタ州は再分布地域に当たり、てことは人間に追われたことなんかないので人間が恐いと思っていないピューマがいるかもしれないのですね。

最大の物で体長は1.8メートル、体重は100キロ程度なので、人間の大人と同じくらいの大きさです。そのせいか人が襲われる事例では子供が多いようです。しかし野生ではシカを倒す力があるので、大人なら大丈夫ということはありません。

群れを作ることはなく、広い縄張りの中を単独で動き回って狩りをします。そのためある場所に現れるピューマは常に1頭だけです。獲物に近付く時は地面に伏せるなど姿勢を低くして忍びより、一気に襲いかかります。木に登ることはないようです。

冷静に考えてみれば人間を襲うとろくなことはないはずなんですが、野生動物の場合は本能のレベルでスイッチが入ると判断抜きで襲いかかってくるので、そういうスイッチを入れるような動きをしないことが大切です。

  1. 騒がない、あわてない、じたばたしない……このような動きはピューマにしてみれば恐がっている様に見えるので、獲物にしか見えなくなって襲撃のスイッチが入ってしまうのでしょうね。

  2. 走って逃げない……逃げるってことは弱いんだから獲物にしか見えなくて、追跡のスイッチが入るのはまあわかりますね。

  3. 後ろを向かない……ピューマの狩りは獲物に忍び寄って、ということは後ろから近づいて行くということになるから、うしろ姿を見るとついつい襲いかかるその気持ち、わかります(わかってどうする)。

  4. 体を大きく見せる……自分より大きい物は獲物かどうか考えることになるので、手を上げるとか、着ているジャケットを広げるとかして実際より大きく見せるといいみたいです。


なお、大きな獲物だと一度には食べず、隠しておいてまた食べに来ます。横取りされるとものすごく怒ります。動物の死骸を見つけたら、それがピューマの食べかけだったら横取りと勘違いされて襲われるかもしれないので近寄らない方がいいでしょう。


プレーリー・ラトルスネーク

プレーリードッグだと「わあかわいい」となりますが、残念ながらラトルスネークはガラガラヘビです。ガラガラヘビは襲いかかる時に例の音を出す、っていうイメージがあるかもしれませんが、実際には踏んづけてガブってやられるのがほとんどです。足元が見えないような藪は危険が高くなります。倒木やちょっとした岩の陰なんかに潜んでいることがあるので、そういうものを飛び越えるのはやめておきましょう。頑丈なブーツを履けば安心ですっていうけど、いつもそういうわけにはいかんわな。


西ナイルウィルス

西ナイル熱、もしくは西ナイル脳炎の病原体となるウィルスです。感染しても8割は発症せず、重症化して脳炎となるのは1%程度ですが、死者も出ているので予防するに越したことはありません。なお50歳以上は重症化の危険が増すとの統計もあります。
このウィルスは蚊が媒介するので、予防は蚊に刺されないことにつきます(ワクチンはありません)。野外では虫除け剤を使うことになります。虫除け剤はディートという化学物質を使ったものが一般的ですが、化学物質を使いたくない人向けには植物成分のものもあります。ただし植物成分はその地域の虫に有効かどうか定かでないので、確実に防ぐにはディートを使わざるをえません。
なお、日本ではディートの濃度は最高で12%ですが、海外ではそれより高い物が売られているところもあります。濃度が高いほうが効果が長く続くのですが、肌との相性とかもあるので日本で試したものを持って行くのが安心です。

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